霧が発生
霧 靄 黄砂
今日は各地で霧が発生していますね。
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私の家の近くでも数百メートル先のビルが全く見えない状態で、黄砂か?と思ってマスクを準備したのですが、黄砂やPM2.5とはちょっと違うようでした。海岸線より海側だけが真っ白で陸地はピーカンのポカポカ陽気。季節はずれの暖かさです。
愛媛の松山城が天空の城に
愛媛県の松山周辺では昨日、湿った空気が入り込んだあと、昨晩から朝にかけて晴れて冷え込んだことで高台にある松山城が街中から見えなくなっていました。逆にほかの高台から松山城を見ると、雲海に浮かんだ見事な「天空の城」となっていました。
松山城というと、関西では岡山県高梁市にある備中松山城が雲海に浮かぶ天空の城として、兵庫県の竹田城(グーグルのCMに出てきたお城)とともに有名です。
放射冷却で霧が発生
ちなみに、この霧や雲海は、陸地に湿った空気が入り込んだり、川や湖、海の上など水蒸気が発生しやすい場所が、よくはれた冬の夜に放射冷却で冷やされると発生します。
そのため、竹田城や備中松山城の雲海も冬の初めから春先までの寒い時期にしか発生しません。しかもたいていは朝イチしかみえないので、寒い寒い!
がんばって待機していても必ず発生するわけではないので、見えたときには感動で涙が出ちゃいますよね!
霧と靄(もや)の違い
おなじように春先に見られる気象として霞(かすみ)や靄(もや)があります。
霧と靄にもちゃんと違いが定義されていて、同じように白く霧のようなものが発生していても、
- 視界1km先が見えないと霧
- 視界1km先が見えれば靄
となっています。
「へぇー。」
霧のほうが濃いってことですね。実際、私の家のそばでは数百メートル先が全く見えませんでしたから、濃い霧が発生していて、船も警笛を鳴らしていました。飛行機も離着陸難しいでしょうね。